歯の治療で悩んでいる人は知っておきたい！根管治療って痛いの？
根管治療で痛みが出る原因
根管治療では根管内の虫歯を取り除く処置が行われます。歯の上部を削り、根管内が見える状態にすると、歯茎が解放されたことで体が溜まっていた膿を排出しようとするのです。このとき、歯茎周辺に強い痛みを感じることがあります。
また、治療中に痛みを感じる場合は麻酔が効いていない可能性もあるでしょう。特に歯茎が腫れている状態では、血管が圧迫されていて麻酔がうまく作用しません。このようなケースでは無理をせず、歯科医師に痛みがあることを伝えてください。
根管治療の痛みを緩和する方法
治療中に痛みを感じたら、まずは麻酔が効いているか確認してもらいましょう。麻酔の量が適切でなかったり、他の麻酔と組み合わせることで痛みが和らぐことがあります。
歯茎が腫れていて麻酔が効かない場合は、歯茎の腫れが落ち着くまで処置を中断することも大切です。再び治療を再開するまでは処方された鎮痛剤を飲んで痛みを緩和させ、歯茎の状態がよくなるまで待ちましょう。また、鎮痛剤などの薬は自身の判断で中断したり、他の薬と組み合わせたりせず、用法容量を守って服用してくださいね。
治療後に痛みが生じたときの対応策
根管治療前や治療中だけでなく、治療後もしばらく痛みが続くことがあります。膿を出そうと歯茎周辺の細胞が活発化することが原因の1つであるといわれていますが、刺激を受けたことによる痛みである可能性もあるでしょう。神経を抜いても痛いと感じる方がいますが、歯の周辺が敏感になって痛みを感じるとされています。
どの場合でも痛いときは我慢せず、歯科医師に相談するようにしてください。処置に問題がないケースでは、主に鎮痛剤の服用で対応することになります。それでも痛みが続く場合は、急性の炎症などを引き起こしている可能性もあるため、歯科医師による処置が必要です。
