不安をなくすために事前に知っておきたい根管治療の流れ
カウンセリングから根管治療開始までの流れ
根管治療は詳しい検査と正確な判断、精密な治療を行うことが重要となります。そのため、いきなり歯を削ったり抜歯を勧めたりすることはありません。
まずはカウンセリングを行い、患者さんの症状や希望を細かくヒアリング。次に、歯科用3次元CTや歯科用顕微鏡による検査を行い、現在の口腔内がどのような状態になっているかを調べます。検査結果とカウンセリング結果を基に、今後の治療方針を決めるのが一般的な流れです。根管治療ができる状態であれば根管治療の流れを説明してもらいましょう。
根管治療に要する期間は一般的にどれくらいかかる?
トラブルもなく治療を進められる場合、一般的な根管治療は約1~1ヵ月半ほどで完了します。最初の2、3回の治療では、根管内の清掃や消毒がメインとなり、それが完了するまでは被せ物ができません。
そのため、神経を抜いてから膿や浸出液が出てしまったり、細菌感染による症状が酷かったりするケースでは半年ほどの通院が必要になることもあります。根管治療の期間は歯や根管の状態に左右されるので、検査を受けた際にだいたいの目安を尋ねておくのがおすすめです。
来院の頻度が気になる人へ!根管治療のために歯科医を訪れる回数は?
根管治療の期間と同じく、来院頻度も歯の状態によるため一概にはいえません。しかし、順調に治療が進めば、4~5回ほどの通院で完了することが多いです。そのうち、2~3回は消毒などの処置で、残りの1~2回で詰め物や被せ物をする処置となります。
神経や根管内の状態が酷く、症状がなかなか治まらない場合は、週に1度の通院を8~12回ほど続けるケースも珍しくありません。治療開始前に来院頻度も確認しておけば、安心して治療に専念できるでしょう。